20.11.16 高2

図形と方程式。前回に引き続き円と直線の関係について。こんな問題を扱いました。

{\rm A}(10,\,5)を通り,円{\rm C} : x^2 +y^2 = 25に接する直線lの式と,接点{\rm P}の座標をそれぞれ求めよ.

{\rm A}を通る円Cの接線をかいてみると下図のようになります。
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つまり、lは2本あって、そのうち1本の式はy=5で接点の座標は(0,\,5)だとわかります。もう1本の直線は右上がり(傾きは正)で、接点の座標は第4象限にあることもわかります。このように、まず条件から読み取れることを集めて(場合によっては答えを予想して)解き進めるのがよいと思います。

また、「円の接線の式はこうやって求める!」という方法だけ覚えるのはおすすめしません。所詮求めるのは直線の式なので「直線の式を求めるには何が必要か?」ということから考えたいですね。「直線の式」「円とその接線の関係」など、これまで学んできたことを繋げましょう。